化粧をする習慣のない男性やメイク初心者のメンズにも簡単にコンプレックスをカバーでき、清潔で好印象をもたらすメイク術を紹介。オフィスや就活で使えるさりげないベースメイクや自然でかっこいい眉の描き方など、好感度をアップのコツをお伝えします。
男性のメイクにはメリットがたくさん
メンズ用のスキンケアや男性専用の脱毛サロンなど、メンズ美容も珍しくなくなってきた時代。ただ、メイクとなると抵抗を感じる男性はまだ多いかもしれません。
しかし、実際は、女性と同じようにファンデーションを塗ったり眉毛を描きたいと化粧品を求める男性も増え、メンズ用のコスメも続々と展開されています。アニメや漫画などのキャラクターを真似るコスプレというイベント参加の形が広まっていることも影響しているようです。
男性の化粧は、ただ単に素顔よりかっこよく見せるためだけのものではありません。クマをカバーして健康的に見せたり、テカリ肌を落ち着かせることで清潔感をアップさせたり、身だしなみを整える意味でも取り入れるとメリットがたくさんあるのです。
とは言っても、女性とは違い男性の場合はメイクで足し算しすぎると悪目立ちしたり場所によっては不快感を与えてしまうこともあります。そこで重要になってくるのがアイテム選び。メイクが初めての男性でも簡単にトライできるテクニックとあわせて、手順ごとに紹介していきますね。
テカリを抑える基本の男性ベースメイク
ルオモ ナチュラルBBジェル
男性特有の肌悩みといえば、過剰な皮脂分泌が多いですよね。肌が脂っぽく見えると洗顔不足というようなイメージを持たれることも。就活や大事な会議など清潔感を出したいときや品良く見せたいシーンでは特に、肌のテカリは抑えておきたいですよね。
女性の場合は下地とファンデーションを使ったベースメイクが主流ですが、男性が肌からしっかりと作り込んでしまうと補正しすぎたような違和感のある印象に見えてしまうので、ナチュラルで薄づきなものが◎。
そこでおすすめなのが、機能性の高いベースメイクが1本で自然に完成する、BBクリーム。日中に浮き出る皮脂を吸着し、べたつきを抑えながら毛穴の開きや肌の色ムラを整えてくれるアイテムです。
やり方は、スポンジやブラシを使わず指を使って均一になじませるだけ。最初は厚ぼったくならないように、少量から試してみてくださいね。
男性のコンプレックスをメイクでカバーするコンシーラー術
ファイブイズム バイ スリー ネイキッドコンプレクション バー
男性も女性と同じように、肌のコンプレックスが気になるもの。最近ではTV電話やZoomミーティングなど、リモートやオンライン上のやりとりで顔を映す機会も増えましたが、肌の明るさや質感はごまかせても、目立つアラは簡単に隠せません。
しかし、無理をしている印象で交換が得られるのは学生時代まで。できれば、余裕をもって健康的な生活を送っているように見せたいものです。
クマやシミ、ニキビ、ほくろ、髭のようなBBクリームだけではカバーするのが難しいポイントには、コンシーラーが便利です。メイク初心者の男性なら、手が汚れにくく直接気になる部分に塗布できて密着度の高い、スティックタイプがおすすめ。
青髭や広い部分の肌荒れに使う場合は、軽い力でトントンとなじませるように広げてくださいね。
整えるだけでイケメンに近づく眉メイク方法
ウーノ バランスクリエーター
眉は少し整えるだけでも印象をガラリと変えることができる、重要なパーツ。しっかり生えている眉を細眉にしたり、カーブや角度を大きく変化させるにはテクニックが必要です。メイクに慣れていない男性はもともとの眉をベースに足りない部分を描き足したり、眉ラインからはみ出た眉毛をカットするなど、自眉を整えることから始めましょう。
また、眉メイクはアイテム選びも慎重に。シャープでキリッとさせたいならペンシル、やさしい印象に見せたいときはパウダータイプのアイブロウコスメがおすすめです。
コツは毛流れに合わせて、眉毛を一本一本足すイメージで描いていくこと。まばらになっている部分を埋め、スクリューブラシでぼかして濃淡を調整すれば自然です。
もともとの眉に左右差がある場合や骨格に合わせて両眉を均一描くのは難しいですが、眉頭の高さを合わせておくだけでもバランス良く見えます。片方の眉だけではなく、時々鏡から顔を引いて左右をチェックしながら練習しましょう。
メンズリップは血色感とうるおいをプラスして
リップスボーイ リップバーム
薬用リップを普段から塗っている男性も多いと思いますが、唇は顔の中で唯一色の主張がもともとあるパーツなので、くすんだり青白くなってしまうと不健康に見えがち。特に写真は唇に色がないと顔色まで暗く写ってしまうことが多いので、証明写真や自撮りの前にはサッとリップクリームを塗って、唇にうるおいを与えましょう。
カラーリップで色づける場合は、もともとの唇の血色感を損なわないような透け感のあるカラーがおすすめです。薄く塗ったらティッシュで唇をおさえ、ツヤや発色が不自然にならないように仕上げてくださいね。
メンズメイクは美意識に関係なく、身だしなみ感覚でデイリーシーンにとり入れれば、華やかさや清潔感がプラスされ、印象アップ間違いなし。きちんと見せたい就職活動やオフィスでぜひ、活用してくださいね。